vol. 1

◇◇◇平成20年8月9日現在◇◇◇

 
昨年度12月に、けやきの公園の花壇にスダジイの種(ドングリ)を
蒔いてから、8ヶ月が経ちました。4月過ぎくらいから芽が出始め、
今ではたくさんの芽が出て、公園の花壇の中で育っています。
 
けやきの公園の苗木育成の特徴は、あえて直播にしていることです。
けやきの公園では、日頃から【自然に近い状態で植物を育てること】を
モットーにしています。ですから、ケヤキの木だけでなく、ロウバイ、ツ
バキその他、様々な木から実が落ちて自然に苗木が出てくる環境に
あります。
 
今回、海の森公園に移植するためのスダジイも、これらと同様に、
花壇の地面にパラパラとまいて、自然に近い状態での発芽をめざし
ました。冬の間は、寒さや保湿、花壇に入るボールなどによる苗木の
損傷など、様々な心配がありましたが、春になり、遅ればせながら、
しっかり花壇のあちこちで発芽が始まりました。
 
今は、写真のような状態で、元気に育っています。
広い花壇(奥行き3m、幅20メートルくらいでしょうか)の4箇所くらい
を選んで蒔いた苗木は、場所にかかわらず、うまく適応して育ってい
るようです。(ちょうど、他の木々の陰になったりして、湿り気のある、
半日陰の状態のところばかりです。)これからも成長が楽しみです。
また、季節折々に育成状況を報告していきたいと思いますので、お
楽しみに!

 

花壇の塀にそって、そしてスチロール容器
にもまきました

公園の花壇で、直まきをして、元気に芽をだし
ました。10センチくらいでしょうか。

苗木育成中の札を立てて、
地域の皆様にもお知らせし、
見守っています。